最近ある親御さんから子どもの発達について相談を受ける機会がありました。
私の息子は検査の結果発達に遅れがある発達障害グレーゾーンで、その事は幼稚園や良く行く支援センターのスタッフには伝えているので、時々スタッフの方が相談を繋いでくださることがあります。
子育ての悩みの相談
そのお母さんとはもともと顔なじみではあったので、自分の経験や受けている療育などについて一通り説明することはできましたが、最終的にはもっと気軽に相談できる場所が欲しいですよねとお互いに話していました。
最近他の親御さんと子どもについて話していると良く出てくるのが
「子どもの発達について気軽に相談できる場所が欲しい」
ということで、自分も切にそう感じています。
子どもの発達について相談できる場所がないのかと言えば、そういうわけではないんです。
自治体に「育児に関する相談窓口 」が設置されていることは分かっています。
子育て支援センターでも「悩みを相談して下さい!」と書いてあったりもします。
ですが、皆さん共通して言うのは「ハードルが高い」んですよね。
私にとってもハードルが高いです。
ちなみに私は以前に意を決して行政の窓口に予約して相談した結果特に成果を得られなかったことがありました…。
▼子どもに関して自治体に相談した時の記事
のんびり息子はどうやって療育までたどり着いたのか【①黎明編】
日常生活で悩んでいることなので、「〇月〇日〇時に窓口まで来てください!」というかしこまった相談がしたいわけではないんですよね。
かといってアポなしで突然相談窓口に行くのも説明が大変ですし。
望んでいるのは「雑談しながら気軽に相談したい」という事が多いです。
「気軽に相談しても解決しないんじゃないか」と思われるかもしれませんが、これって実は「きっかけ」としてはとても大事なことだと思います。
育児に関するモヤモヤを抱えているお母さんはたくさんいます。
というか、子育ての悩みが無いお母さんなんていないんじゃないでしょうか。
ですがそれを相談という形につなげることはなかなかできません。
そういうちょっとした悩みを拾える場所というのが必要なのではないかなと思います。
雑談も交えながら相談できる場所であれば、何度か定期的に相談に通えることもあるかもしれません。
もし相談した結果何かしらの支援が必要であれば、支援ができる専門機関につないであげることもできます。
長いスパンで子どもに関する悩みを相談できる場所
もう一つ親同士で話していて話題にあがることが、「乳児期~就園前」「幼稚園や保育園」「小学校」と、成長に従って相談する場所が分断されてしまうことです。
現在息子が年中の学年の我が家では「療育」「幼稚園」と発達に関して相談する場所がありますがどちらも小学校入学前までの相談場所です。
小学校に入学すると相談先は「学校の先生」しかいなくなってしまいます。
小学校に入学して普通級で普通に学んでいても、子どもに関して悩み事がある方はたくさんいらっしゃいます。
そんな時に現状では気軽な相談先がありません。
保育園や幼稚園、小学校といった枠組みとは別で、子どもが産まれてから中学生くらいまでは一貫して相談できる場所があれば、もうすこし悩みも解消されていくのかもしれないと思います。
子育てに関する事を相談すると、まず「成育歴」を聞かれることが多いです。
今の子どもの状態を知るには「これまでどの様な発達をしてきたか」がとても大事なことなんですね。
そういう意味でも、長いスパンで一貫して相談できる場所があれば親としても相談先も子どもの事をより深く理解して支援していくことができるのではないかと思います。
まとめ
悩みを相談する場所がない…と言う悩み。
悩みが悩みを呼ぶループです。
書いていて思いましたが、「相談」というよりは「一緒に成長を見守ってくれる人」という方がしっくりくるのかもしれません。
一番難しい問題は、幼児期と小学校入学後の行政の管轄が、厚生労働省と文部科学省で
違う組織という事でしょうか…。
管轄が違うと予算も違うし連携も取れていないと行政の方もおっしゃっていました。
いい政策ないですかね!
他の場所で子育てをしたことが無いので、もしかしたら私が住んでいる自治体に無いだけなんでしょうか。
お読みいただきありがとうございました。
▼こんな記事も書いています