のんびり息子と天パパパ

発達障がいグレーゾーンの息子とすごす日々の記録。小学校編。

視覚優位な息子の地図ブーム

新学期初日、息子は幼稚園を楽しんで来たようです。

 

毎日のバス通園にもすっかり慣れて、本人なりに楽しんでいる様子。

そんなのんびり息子ですが、実は道を覚えることがとても得意です。

 

毎日乗っている幼稚園バスのルートはもちろん、一度行ったお店までの道なども正確に記憶していることが多いです。

これは「視覚優位」が強いせいかなと思っています。

 

視覚優位と聴覚優位

 

「視覚優位」と「聴覚優位」とは読んで字のごとく目で見る視覚に強い人と、耳で聞く聴覚に強い人の事です。

「視覚優位」の子にとっては、ただ言葉だけで伝えても内容が伝わりづらいことが多くなるため、息子が通っている療育でも「視覚優位」の子どものために、絵カードによる指示が使われています。

 

あらかじめ場所や行動などの絵カードを作成しておき、次の予定に移る際に言葉だけでなく絵カードも召せながら説明する方法です。

 

説明時の絵による補足

例えば、「ご飯の前には手を洗おうね」と言っても本人に伝わらない場合に

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上記のような手を洗っている様子の絵カードを見せながら「手を洗おうね」というと「視覚優位」の子にも「手を洗う」という行為がはっきりと伝わりやすくなります。

 

特に「視覚優位」の子に限らず、絵で指示の補助をするというのは幼稚園や保育園などでも使われていますね。

園児ごとに「乗り物や動物などのマーク」が割り振られてロッカーや下駄箱などに名前+マーク表示を実施している園も多いのではないでしょうか。

また、のんびり息子が通っている園ではその日のスケジュールを「文字+絵」でボードに掲示して朝の会で説明をしているようです。

 

大人でも資料作成やプレゼン時には文字だけでなく図や表を入れたほうが相手に伝わりやすくなるので、説明時に言葉だけではなく絵も補足するのはどんな子にも友好的な方法ではないかと思います。

 

視覚優位や聴覚優位という特性は程度の差はあれ誰にでもあることだと思いますので、子どもと話していて「口で言うだけでは伝わっていなさそうだな」というときには簡単な絵も描いて説明してあげると伝わることもあるかもしれないですね。

 

と言いながらも、最近は口で言って伝わることも多いので、忙しいときには

「どうして言ってもわからないの!」

といらっとしてしまうことも多々あります。反省。

心の余裕が大事ですね。

 

息子はストリートビューが大好き  

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さて、そんな視覚優位で道を覚えるのが大好きな息子が、最近はまっているのがgoogleストリートビューです。

地図を好きになって、見るのが地図帳ではなくてgoogleストリートビューというのがいかにも現代っ子ですが、操作すると車に乗って移動している時の風景と同じように見えるところがいいのかもしれません。

 

一人で適当に動かしてるのかなと思いきや、動かしながら

「こっちに行くと○○のお店があるよねー」

と、ちゃんと場所を理解して動かしていて驚いてしまいます。

 

そして、何故かよく神社にたどり着いてうっとりと眺めています。

何か感じるものがあるのでしょうか。

 

幼児にタブレットを使わせる事はどうかなと療育施設で相談したこともあるのですが、本人にとってそれが好きで気分転換になっているのであれば、短い時間を定めて遊ばせてあげたほうが逆にいいとも言われています。

大きさもちょうどいいし、指で直感的に動かせるところも子どもにとって魅力的なんでしょうね。とはいえ、つい近づきすぎてしまわないように姿勢を直してあげなければいけませんが。

 

先程は家から療育施設まで自力で操作して辿り着いていました。

地図を読むのが苦手な妻よりもナビとして正確かもしれません。

 

実際に車に一緒に乗っていても、

「ここは○○だよね?」

「ここには前通ったことあるねー」

と、いつも景色を観察しています。

 

幼稚園ではバスに片道1時間くらい乗るので暇していないのかなと思っていたんですが、実はいつも興味深く周りを観察しながら道をインプットしていたようです。

 

「今日はこっちの道を通ったんだよー」

「今日は○○君が休みだったから違う道だったんだ」

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楽しそうに話すのんびり息子の頭の中にはgoogleストリートビューのような街並みが広がっているのかななんて考えてしまいました。

1日10分でちずをおぼえる絵本 (コドモエ[kodomoe]のえほん)

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 好きだったり得意だったりすることはどんどん知識を広げてあげたいので、地図に興味があるうちにこんな本も買ってあげようかな。

 

お読みいただきありがとうございました。

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