のんびり息子と天パパパ

発達障がいグレーゾーンの息子とすごす日々の記録。小学校編。

特別支援学級か通常学級か、発達障害グレーゾーン児の小学校就学に悩む

のんびり息子は現在幼稚園の年長で、来年度小学校に入学します。

発達に特に問題のないお子さんであれば、小学校入学に関しては特に何も悩むことは無いと思います。

しかし、息子は1歳半検診からひっかかり、現在療育と幼稚園を併用している発達障害グレーゾーンです。

新年度になり、「小学校就学に向けた勉強会」や「早期相談」といったお便りが自治体から届きました。

 

今回は自分の備忘録も兼ねて、発達障害及び発達が気になる子向けの小学校入学に向けての流れをまとめてみようと思います。

 

小学校入学時の就学先は?

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小学校に入る際の選択肢として、

「通常学級」

「通級」

「特別支援学級」

「特別支援学校」

があげられます。

大きく分けると「通常学級」「通級」「特別支援学級」は普通の地域の小学校の中での区分。

「特別支援学校」は学校自体が特別な学校という枠組みになります。

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「通級」は通常学級に在籍しながら週に1度程度通級指導教室に通うという制度です。

私が住んでいる自治体では「言語障害」「学習障害」「自閉症スペクトラム症」などの子どもが該当する可能性があるようです。

「特別支援学級」は主に「情緒」「知的」「病弱」「肢体不自由」などが各小学校で必要状況によって設置されているようです。

 

就学先決定までの流れは?

就学先の判断材料として、小学校に就学する子は全員が受ける「就学時健康診断」での子供の様子などが使用されます。

 

しかし、発達障害や発達が気になる子が増えてきた現在、私が住んでいる自治体では、就学児健康診断より前に個別に就学に関する相談をする「早期相談」という制度がつくられました。

1歳半検診や3歳検診時に引っかかった子どもや、幼稚園や保育園で少し気になるという判断をされた子向けに通知が送られるようになっているようです。

我が家は療育にも通っていますので家に直接通知が届きました。

療育と幼稚園の併用に関しては下記の記事をご参照ください。

kenmoja.hatenablog.com

 

今後の流れとしては、

 

早期相談(6月以降)

就学時健康診断(10月)

教育委員会及び専門家による審議会(11月)

就学先の通知(11月下旬から12月?)

保護者の判断及び就学先決定(12月)

 

となる予定です。

早期相談をしていない方で就学児健康診断で初めて引っかかり、その場で別室に呼ばれて泣いてしまう保護者の方もいるそうです。

 

年長になったばかりと思っていましたが、半年後には小学校の就学先がほぼ決まっているという事に少し驚きました。

ちなみに現在では教育委員会からの通知は、あくまで提案であり、最終的な決定は親の意思が最優先されているようです。

例えば審議会で「特別支援学級相当」という結果が出ても、親が「通常学級」に入れたいと希望を出せば通常学級に入ることになります。

 

息子の現在の状況

本来であれば早期相談に向けて「知能検査」を受けておくべきですが、息子は3月生まれなうえに発達が遅れ気味。

かかりつけの病院の先生の判断で、「知能検査」ではなく新版K式発達検査」の結果を使用することにしました。

 

「新版K式発達検査」は「知力検査」とは異なり、運動面も含めた総合的な発達の度合いが結果に出ます。

5歳1か月で受けた結果としては

・「姿勢・運動」→3歳程度

・「認知・適応」→項目によってばらつきがあり総合的に4歳程度

・「言語・社会」→5歳程度

総合が4歳4か月と言ったところでした。

「認知・適応」では手先の器用さの部分が苦手だったようで、運動面での遅れが目立つ結果となりました。

実際、身長も同年代の子と比べてもかなり小さい方なので運動面の遅れには体の発達自体の遅れも影響しているのではないかと思います。

「言語・社会」に関しては前回検査した時よりもかなり年齢に近い値が出ていました。
ひらがなの文章はある程度読めるようになってきましたし、最近暇があれば話しかけてくるほど話し好きなのも成長の証なのかもしれません。
 
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その他幼稚園や療育先での様子を見る限りでは

・全体指示は理解しているが、気分によって従えない場合がある

・大人とのやり取りはできるようになってきている

・友達との関わり合いは少ない

・行事などで参加できない場合がある

・椅子に座った姿勢を長時間保つのことが難しい

 

といったことがあげられます。

息子なりに頑張っていますが、幼稚園や療育先では息子の特性を理解していただいてサポートしてもらうことで集団で活動出来ているという感じです。

 

息子の就学先に悩む

 

就学先が決まる10月まで発達に大きな変化があるわけではないと思いますので、現在の状況をもとに就学先を決めなければなりません。

 

昨年度見学して話を聞いた印象としては「特別支援学校」は息子には該当しないようです。

普通の地域の小学校の中で「通常学級」「通級」「特別支援学級」のなかから選択することになります。

 

親としては「通常学級」では周りについていくことが難しいのかもしれないと感じています。

病院の先生のお話では、息子は大人しい性格なので「特別支援学級」の中の「情緒」は合わないかもしれない。知的な遅れではなくても「知的」なクラスが合うのではないかという話がありました。

消去法で選ぶのもどうかと思うので、教育委員会との早期相談前ですが今現在はとても悩んでいます。

発達障害や自閉症スペクトラムといっても、個人によって特性は全く異なります。

そんな特性を「情緒」という1括りでクラス分けするのも無理があるのかなとも感じました。

 

また、

・「特別支援学級」は実際の様子をなかなか見学させてもらえない

・「特別支援学級」と「通常学級」の交流などの学校の方針は校長先生による

・「特別支援学級」だからといって担任の先生が専門の先生というわけではない

 

という事も気になります。

結局実際の環境は来年の4月になってみないとわからないんですね。

「特別支援学級」に入れたが、周りの子や先生と合わなかったという結果も考えられます。「特別支援学級」は人数が少ないため、周りと合わないと影響がかなり強くなるそうです。

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今は毎日とても楽しそうに幼稚園や療育に通っている息子。

一番は「息子にとっていい環境」「通うのが嫌にならずに楽しく過ごせる環境」を選びたいのですがどこが正解なのかわかりません。

「通常学級」に入って周りについていけず自尊心が傷つけられるという事も避けたいです。

小学校ではどこまで支援してもらえるものなのでしょうか。

 

自分の考えも全くまとまっていないので、あと数か月幼稚園や療育先とも相談させていただきながら結論を出していきたいと思います。

明確な答えのない悩みなので、悩みすぎて憂鬱です…。

ランドセルもそろそろ考えなければ。

これから半年は悩みが尽きない期間になりそうです。

 

それでは、お読みいただきありがとうございました。