のんびり息子と天パパパ

発達障がいグレーゾーンの息子とすごす日々の記録。小学校編。

どうして親になる勉強をする場がないのか

天パパパは、息子が産まれるまで赤ちゃんを抱っこしたこともありませんでした。

下に兄弟がいませんでしたし、親戚に赤ちゃんが生まれてもお祝いだけ渡してあまり接していなかったように思います。

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わからないことだらけ

さて、そんな天パパパは、のんびり息子が産まれた途端から「父親」になりました。

妻も「妊婦」から「母親」になりました。

産院で教えてもらったことは、

・ミルクの飲ませ方

・おむつの変え方

・沐浴の仕方

だったと思います。

妊娠中に育児書も『たまごくらぶ』も買って予習したつもりになっていましたが、退院して家に帰るとわからないことだらけでした。

服や育児用品が足りなくなって買いに走ったことも多々ありました。

病院に行くほどでもない体調不良の時にはどうしたらいいのか。

いつまでミルクなのか。いつから離乳食なのか。

何か月から積極的に子どもを連れて歩いて大丈夫なのか。

 

少し大きくなったらもっとわからないことだらけでした。

子どもに対してどのようにしつければいいのか。

悪いことをしたときにはどう叱ればいいのか。

 

誰も教えてくれないのに、

「親なんだからちゃんしなさい」

「子供がこれでは親は何してるのか…」

という目を向けられます。

たいていのことには案内や研修の場がある 

少子化核家族化。地域の関係も希薄です。

子どもに触れたことが無い人が増えていると思います。

親と同居していない人も多いです。

20年前の育児と今の育児の違いも多く、親の意見も参考にならないこともあります。

 

どうして親になる勉強をする場がないんでしょうか?

 

学生は学校に入ればガイダンスがあり、授業を受け、卒業します。

会社では新入社員研修があり、数か月は先輩について回ります。

 

「親になること」に関しては、ガイダンスも実習もありません。

突然1人の命を預かります。

何も勉強していないうえに「立派な親」になることを求められます。

「親業」を学べる場を

天パパパは療育機関や子育て支援センターで相談に乗ってもらえる人に出会うことができました。そこで親としてのふるまいについて色々考えさせられました。

 

ですが、子どもが産まれてすぐには外に出かけることもあまりありませんし、仕事をしている限り子育てに関して学んだり相談したりする時間は、なかなかありません。

いい相談相手に出会えなければ、孤立して子育てをすることにもなります。

 

子育ての悩みも複雑化している今だからこそ、「親業」を勉強できる場が必要ではないでしょうか?

実は天パパパは昨年度「子育て支援員」の研修を受けました。

保育関連の勉強をしましたが、最近の子育ての実情や、子どもの発達段階の事、子育てに関係する福祉サービスの事、発達障がいの事。

親としてもためになる情報をたくさん得ることが出来ました。

実際に子育てをしていても知らないことが沢山あります。

男性も女性もしっかり「親業」について学ぶことができれば、自然と「2人で子育てをする」という考えになります。

学ぶ機会が多ければ「地域で子育てをする」という社会にもつながっていくのではないかなと思います。

 終わりに

自分でもずっと悩んでいましたし、最近同年代やもっと小さい子がいるお母さんの愚痴を聞いたり相談を受けたりしていて色々考えていたので、自分の考えをまとめるためにも書いてみました。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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